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2017年1月21日土曜日

読書感想文「20170115 舟を編む」(本屋大賞82番)

2017年度の目標である「本屋大賞をすべて読んでみよう!」の記念すべき1冊目が始まりました。

そもそもは、「本のプレゼントしようプロジェクト」のために、新しい本を読もうと思ったのがきっかけです。読んだ本は、スプレッドシートにて管理し、自分なりの読書感想文を記そうと思います。

おもしろい本と出会って頂ければと思います!!




①本の概要 
題名:舟を編む 
著者: 三浦しをん  
発行:2011年
リンク:アマゾンWikipedia


内容:玄武書房に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく―。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか―。(参考:アマゾン


内容2:
第一章 荒木と馬締の出会い、
第二章 馬締とかぐやの恋愛、辞書の作成
第三章 西岡から見た馬締、馬締を通した西岡の成長
第四章 配属されたきた岸辺、辞書のミス、辞書の紙
第五章 辞書の完成、松本先生と辞書

ーーー


②私の感想
食わず嫌いで読んでいなかったことを後悔するぐらいに、久しぶりに面白い本と出会った気がします。まず、「辞書を作るプロセス」をテーマにしている点にとても興味を惹きつけられました。また、登場するキャラクターの個性も素敵です。普段は弱々しいが、辞書の作成に関しては他を圧倒するほどの力を発揮する馬締と、チャラ男の西岡や突然配属された岸辺とのユーモラスな会話、また、辞書が作成される過程を通した、全員の人間としての成長は最後まで目が離せません。


総合評価  :23点(30点中)
読みやすさ :4点 平易な言葉が使われ、非現時的な内容もなく、読みやすいです。
キャラクター:5点 1人1人の性格と会話が面白いです。
言葉/文体 :4点 読み飛ばすことが殆ど無く、1つ1つの文章に飽きがありません。
どんでん返し:1点 特に、どんでん返しというのはありません。
読後感   :4点 最後の部分である、辞書を作ってからの話が見たいように思いました。
好み    :5点 テーマもキャラもトークも面白く、おすすめの1冊です。


気になった点:
①全体的に少し軽い内容な気がします。②ところどころ、省いている部分があるように思います。③文中の「俺」という言葉は、サラリーマン社会の中では使われないような気がして、ずっと気になります。④まじめとかぐやが結ばれる必要はあったかな?と思いました。


本を読むために必要な時間:4時間前後
この書評へ投資した時間:1時間前後30分
※今まで読んだ本&感想等は、こちらのスプレッドシートにまとめています。



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