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2015年11月1日日曜日

読書感想文「陽気なギャングは三つかぞえろ by伊坂幸太郎」

最近、小説を改めて読んでいる。

今の日々にキツくなることがあって、落ち着く手段の1つになっている。

今読み終えたのがこの一冊。

「陽気なギャングは三つかぞえろ」


大筋の内容は、4人の愉快な銀行強盗による、おもしろおかしい日常の物語。

人の嘘を見抜く成瀬と、体内時計を持つ雪子、嘘爛漫な響野、動物好きな青年の久遠。

彼ら4人の何気ない会話の1つ1つが面白く、随所にちりばめられた伏線が後から繋がる、伊坂さんらしい作品であった。
ここからは自分の思い出の話。

「好きな作家は誰ですか?」

と、まあ、ここ10年ぐらいで、誰にも聞かれたことがないような質問を自分に問いかけて、1人で答える。

伊坂幸太郎

高校2年の頃に、学校の図書館にあった重力ピエロを読んで以来のファンになっている。

本の中の言葉を集めた動画をyoutubeで作ったり、

仙台に行って作中に出てくるコインロッカーの写真を撮ったり、

人にプレゼントするようと飾るようと読むようと同じ本を3冊所持したり、

将来住みたい場所の1つが仙台だったり、

自分に影響して頂いて何人かの友人が読んで連絡をくれたり、

とりあえず、勝手に、極度に、惚れている。

伊坂シリーズは最近も読んでいるけれど、この陽気なギャングは自分にとっても思い出のシリーズ。

今回の作品が、地球を回す・日常の襲撃以来の9年ぶりの続編ということで、

伊坂幸太郎好きの代表として、自分の人生と伊坂幸太郎を勝手に掛け合わせて振り返る。
思うのだけれど、どこかで、自分は憧れている。

伊坂さんの作品に出ている人物になりたいなあと、伊坂さんの作品に出てくる日常を過ごしたいなあと。

深刻な状況の中でもそれを愉快な会話に変えたり(重力ピエロ)、

すべてを同じことのようにとらえたり(チルドレン)、

何気ない大学生活が非常に色濃く見えたり(アヒルと鴨のコインロッカー・砂漠)、

切なさの中にある強さと希望だったり(週末のフール)、

登場人物が最高にかっこよかったり(オーデュボンの祈り)。

簡単にいえば、

「何気ない日常を笑えるような日々にしたい。辛い状況も機転を利かせて明るい場面にしたい。何かを信じて立つ1人でいたい。」

可能であればそうでありたい。

高校2年(17歳・2005年)の時から、そういう想いをなんとなく持って、それから10年がたつ。

自分の人生を写真と文章にして飾ったり、

人がしないような体験を自分で意図的に選んでみたり、

これだ!というものを信じてみたり、

伊坂さんに影響されているところはあるんだろうなあと思うのであった。

まあ、うぬぼれ100パーセントか笑。

まあ、この10年、多くもなく少なくもない、小説と言われるものを何冊か読んできた。

ばってん、やっぱり、伊坂さんの作品が好きだなと思った、今日の1冊でした。

ロマンはどこだ。ちゃんちゃん。

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